海外PL保険|輸出製品の賠償責任と取引先への保険証明
海外に輸出した製品が原因で、海外の購入者や利用者にけがや損害が生じたとき、製造者や輸出者が賠償を求められることがあります。海外PL保険(海外生産物賠償責任保険)は、その賠償金と訴訟の費用に備える保険です。
当センターでは、直接輸出、商社経由、部品供給、海外ECでの販売など、輸出の形に合わせて補償を組み立て、取引先から求められる保険の証明(COI)までお手配します。事故が起きたときも、保険代理店として保険会社とのやり取りに付き添います。
こんなときにご相談ください
- 海外の取引先や販売店から「PL保険に入っているか」「保険証明を出してほしい」と言われた
- 初めて輸出を始める、輸出先の国が増える
- Amazon などの海外ECで販売を始める
- 国内のPL保険に入っているが、海外での事故が対象か分からない
- 商工会議所などの団体制度に入っているが、取引先の条件を満たせるか、事故のときに誰に相談すればよいか分からない
- 輸出は増えているのに、保険の手当てをしていない
団体制度で足りる場合と、足りない場合
商工会議所・商工会・中小企業団体中央会などは、会員向けに海外PL保険の団体制度を設けています。保険料が抑えられていることが多く、条件が合えば選択肢の一つです。
ただし、加入する前に知っておいていただきたい点が2つあります。
引受は国内の保険会社です
団体制度の引受保険会社は、国内の保険会社です。海外での賠償請求は、現地の法律と裁判の進め方で争われます。現地の弁護士の手配や、訴訟への対応の厚みは、保険会社によって差があります。輸出先や製品によっては、海外の賠償に強い保険会社で組んだほうがよい場合があります。
窓口が保険代理店ではありません
団体制度の窓口は、商工会議所などの団体です。加入の手続きはできても、事故が起きたときに「何を、いつまでに、どこへ伝えるか」「相手の請求にどう応じるか」を一緒に考える担当者がいません。海外の事故は、初動の対応がその後の賠償額を左右します。
当センターでは、保険代理店として事故のご連絡から保険会社とのやり取りまで付き添います。
制度の型では対応しにくい条件
次のような条件を求められたときも、団体制度では対応しにくいことがあります。
- 取引先が、販売店(Vendors)や取引先自身を追加被保険者(Additional Insured)に入れるよう求めている
- 取引先の指定する書式・記載内容で保険証明(COI)を出す必要がある
- 米国・カナダ向けなど、訴訟リスクの高い国へ輸出している
団体制度に加入中の方からのご相談もお受けします。制度のままでよいか、個別の契約に切り替えたほうがよいかを、取引先の条件と輸出先から判断してご提案します。
輸出の形で、必要な補償が変わります
- 海外の顧客へ直接輸出・販売する:自社が輸出者として責任を問われます。輸出先の国と販売額をもとに補償を組みます。
- 商社を通して輸出する:商社が保険を用意しているか、自社も入る必要があるかを、取引条件から確認します。
- 部品を供給している:完成品メーカーの事故に巻き込まれることがあります。完成品の販売先も確認します。
- 海外ECで販売する:販売先の国が広がりやすく、EC側から保険の加入を求められることもあります。
輸出の形ごとの考え方は、海外PL保険とはの記事で詳しく解説しています。
取引先から保険の証明を求められたら
海外の取引先は、保険の加入を英文の保険証明(COI)で確認します。日本語の保険証券を英訳しただけでは、相手が確認する欄(追加被保険者、支払限度額、保険期間など)がそろわないことがあります。
当センターでは、取引先の条件書を拝見したうえで、条件を満たす契約と英文の証明をお手配します。詳しくは取引先からPL保険の証明書を求められたら、英文付保証明書(COI)のページをご覧ください。
事故が起きたとき
海外で製品事故の連絡や賠償の請求を受けたら、相手とやり取りを進める前に当センターへご連絡ください。
- 請求書や相手からのメール、事故の状況が分かる資料をそのままお送りください
- 相手に責任を認める返事や、支払いの約束をする前にご相談ください
- 保険会社への事故の報告と、その後のやり取りに当センターが付き添います
なお、当センターは保険代理店のため、相手方との示談交渉を代わりに行うことはできません。
これまでに扱った製品と輸出先
- 機械部品(東南アジア)
- サーフボード(北米)
- お酒(ヨーロッパ・北米)
- 鍵製品(北米・ヨーロッパ)
- 医薬部外品(東南アジア)
- Amazon など海外流通サイトでの販売(各国)
お見積りに必要な情報
- 製品の種類と用途
- 輸出先の国・地域
- 年間の輸出額(または海外での売上見込み)
- 輸出の形(直接輸出/商社経由/部品供給/EC)
- 取引先から求められている条件(条件書や依頼メールがあればそのまま)
- 現在加入している保険(国内PL、団体制度など)
情報がそろっていなくても、分かる範囲でご相談ください。
お手配の流れ
- ご相談(フォーム・お電話)
- 製品・輸出先・取引先の条件を伺う
- 補償の組み立てとお見積り
- お申し込み
- 保険証券の発行、必要に応じて英文の保険証明(COI)を発行
保険料について
保険料は、製品の種類、輸出先、売上規模、支払限度額などで決まります。同じ製品でも、輸出先が北米かアジアかで大きく変わります。お見積りは無料です。
よくあるご質問
国内のPL保険に入っていれば、海外の事故も補償されますか
契約によります。国内のPL保険は、海外での事故を対象外にしていることがあります。海外向けの特約をつけている場合も、対象の国や限度額に制限があることがあります。現在の保険証券を拝見して確認します。
商工会議所の制度に入っています。追加で入る必要はありますか
取引先の条件を満たしていれば、追加は不要なこともあります。ただし、団体制度は窓口が団体のため、事故のときに相談に乗る担当者がいません。また、追加被保険者や英文証明の書式など、制度で対応できない条件もあります。現在の加入内容と取引先の条件を拝見して判断します。
少量の輸出やサンプル出荷でも入れますか
ご相談ください。製品と輸出先を伺って、お手配できるかを確認します。
英文CGLとはどう違いますか
英文CGLは、製品の事故に加えて、海外での事業活動そのものによる事故まで含めて備える保険です。海外に拠点や業務がある場合はCGL、製品の輸出が中心の場合は海外PL保険が基本になります。詳しくは英文CGL保険のページをご覧ください。
関連ページ
- 海外PL保険とは|補償範囲・国内PLの海外特約との違い・輸出形態別の選び方
- 取引先からPL保険の証明書を求められたら
- 英文付保証明書(COI)発行|主催者要件の読み解きと提出・差し戻し対応
- 英文CGL保険|補償の範囲と求められる条件
- 取扱保険商品一覧|海外ビジネス保険21種
ご相談・お見積り
当社では、2024年より海外案件について年間100件を超えるご相談に対応しています。
海外PL保険は、取引先から英文の保険証明(COI)を求められることの多い保険です。取引先からの条件書や依頼メールをお持ちの方は、そのままお送りください。お持ちでない段階でも構いません。
海外ビジネス保険センター(GBIC東京)
TEL:03-4218-6981(平日 9:30〜18:00)
Email:gbic@beam-rm.jp
検討段階でしたら、お名前とご連絡先だけで結構です。具体的なお見積りをお急ぎの場合は、必要事項をまとめて入力いただける専用フォームをご用意しています。
※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。実際の補償内容は保険会社の約款および個別の契約条件によります。詳細はお問い合わせください。
