国内展示会保険|出展者と主催者の賠償責任・展示品の補償
国内の展示会・見本市・学会に出展する際、主催者や会場から賠償責任保険への加入を求められることがあります。当社は海外展示会の保険を主力としていますが、国内の展示会についても同じ体制でお手配しています。
そして、あまり知られていないことがひとつあります。国内の展示会保険は、海外よりもできることが多いのです。
なぜ国内のほうが、補償の幅が広いのか
理由は付保規制です。
海外の展示会では、出展先の国の法令により「その国で免許を持つ保険会社の保険でなければ有効と認めない」と定められていることがあります。これを付保規制といいます。この規制があるために、日本の保険で手当てできる範囲がどうしても限られます。海外展示会の保険で、賠償責任を中心に組み立てるのはそのためです。
国内の展示会には、この制約がありません。日本の保険会社の保険がそのまま有効ですから、賠償責任の外側まで、必要なものを足していけます。
| 海外展示会 | 国内展示会 | |
| 第三者への賠償責任 | 対応できます | 対応できます |
| 管理財物(レンタル品など) | 対応できます | 対応できます |
| 会場への損害(借家人賠償責任) | 制約があります | 付帯できます |
| 自社の展示品そのもの | 制約があります | 対応できます |
| 付保規制の確認 | 必要です | 不要です |
※お引き受けできる範囲は、展示会の内容、展示品、会場の条件によって変わります。上表は考え方の目安です。
補償できるもの
第三者への賠償責任
ブースの造作が倒れて来場者にケガをさせた、什器で他人の持ち物を壊した、といった対人・対物の賠償責任です。主催者から加入を求められるのは、多くの場合これにあたります。
会場への損害(借家人賠償責任)
借りている会場や設備を壊してしまった場合の賠償です。展示会では、床・壁・電源設備・搬入経路など、会場側の設備に手を加える場面が必ずあります。ここは第三者への賠償とは別の建て付けになるため、付帯するかどうかを分けて考える必要があります。
管理財物
レンタルした什器や機材など、自社が借りて管理している他人の財物です。壊した場合の賠償に備えます。
自社の展示品
出展のために持ち込んだ自社の商品や機材そのものの損害です。これは賠償責任ではありませんが、国内であれば一緒に手配できます。高額な機器を展示される場合は、ここを外さないほうが安全です。
出展者の場合
まず確認していただきたいのは、出展要項に保険の条項があるかどうかです。
主催者によって、加入を義務づけている場合、推奨にとどめている場合、記載がない場合があります。義務づけられている場合は、必要な補償の種類と限度額が指定されていることが多いので、その部分をそのままお送りください。
記載がない場合でも、賠償責任そのものが消えるわけではありません。来場者にケガをさせれば、責任を負うのは出展者です。
主催者・イベント運営者の場合
ここは、あまり案内されていない領域です。
展示会やイベントを主催される場合、責任の範囲は出展者よりも広くなります。
・来場者や関係者に生じた事故についての賠償責任
・借りている会場の設備を損壊した場合の賠償(借家人賠償責任)
・運営にともなって発生する対人・対物の損害
自社がイベントを開く、業界団体として展示会を運営する、会場を借りて説明会や内覧会を行う。こうした場面はいずれも同じ考え方で組み立てられます。出展者向けの保険とは設計が変わりますので、主催される側であることを最初にお知らせください。
お手配の流れ
1. 出展要項または開催概要をお送りいただく
2. 必要な補償と限度額を整理してご案内する
3. 申込書のご記入と保険料のお振込み
4. 証券の発行
国内の場合、海外のような英文書類の作成と主催者との条件照合が不要なため、海外展示会よりも短い期間でお手配できます。ただし、展示品の内容や会場の条件によって確認に時間を要することがありますので、出展が決まった時点でご相談いただくのが確実です。
よくあるご質問
Q. 主催者から保険の指定がありません。加入は不要ですか
A. 指定がなくても、事故が起きたときの責任は出展者にあります。指定の有無と、備えの要否は別の話としてお考えください。
Q. 会社で加入している賠償責任保険では足りませんか
A. 証券をお送りいただければ確認します。既存の契約で展示会場での活動まで含まれている場合もあれば、含まれていない場合もあります。重複していれば、その旨もお伝えします。
Q. 展示する機械が高額です。壊れた場合はどうなりますか
A. 自社の展示品そのものの損害は、賠償責任保険では対象になりません。国内であれば別途お手配できますので、機器の内容と金額をお知らせください。
Q. 会場を借りて自社イベントを開きます。これも対象ですか
A. 対象になります。主催される側は、出展者とは責任の範囲が変わりますので、開催概要をお知らせください。
Q. 海外と国内の両方に出展します
A. まとめてご相談ください。海外側は付保規制の確認が必要になるため、進め方が変わります。
ご相談・お見積り
海外ビジネス保険センター(GBIC東京)
Email:gbic@beam-rm.jp
出展要項または開催概要を、そのままお送りください。PDFでもスクリーンショットでも構いません。お急ぎの場合は、お電話でもご相談いただけます。
当社は海外展示会の保険を180件以上お手配してきました。国内についても、同じ担当が同じ体制で対応します。
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※このページは補償の概要をご説明したものです。実際に補償される範囲は、ご契約いただく保険会社の約款および証券の記載によります。個別の条件については、お問い合わせの際にご確認ください。
