契約で引き受ける賠償責任(Contractual Liability)の保険相談|海外取引の補償条項を保険で受けるために

海外の取引先から届く英文の契約書には、「製品やサービスに関する請求について、売り手が買い手を補償し、損害を与えない」といった補償条項(Indemnity/Hold Harmless)がほぼ必ず入っています。

賠償責任保険が補償するのは、原則として法律上の賠償責任です。契約で自ら引き受けた責任(Contractual Liability)まで保険で受けられるとは限りません。

裏を返せば、契約で引き受ける責任を保険で受けられれば、取引先の条件を満たして、止まっていた取引が一気に進みます。当センターは、契約書の補償条項を保険で受けるための確認と、保険会社との引受けの交渉を専門に承ります。

こんなときにご相談ください

  • 海外の取引先から英文の契約書が届き、補償条項(Indemnity/Hold Harmless)に同意するよう求められている
  • 「契約で引き受けた責任も補償される保険に入ること」を取引の条件にされた
  • 米国の取引先から、追加被保険者・Primary and Non-contributory・求償権の放棄(Waiver of Subrogation)などの保険条件を指定された
  • 今入っている賠償責任保険(国内PL・海外PL・CGL)で、契約上の責任まで受けられるか分からない
  • すでにサインした契約で、保険で受けられない約束が残っていないか心配

当センターがお手伝いすること

  1. 契約書の保険にかかわる条項を確認します(補償条項、保証、責任の上限、違約金、保険条件、準拠法・裁判管轄)
  2. 保険で受けられる約束と、受けにくい約束を分けて整理します
  3. 受けにくい約束は、取引先と文言を調整するための考え方をお伝えします(例:補償の範囲を自社の過失による第三者の身体障害・財物損壊に限る、責任の上限を入れる、間接損害を外す)
  4. 契約に合わせた英文CGL・海外PL保険などで、契約上の責任を含めた引受けを保険会社と交渉します
  5. 取引先が求める条件どおりの保険証明(COI)を発行します

※契約全体の法的な判断は、弁護士にご相談ください。当センターは、保険で受けられるかどうかの整理と、保険の手配を担います。

保険で受けやすい約束、受けにくい約束

保険会社や契約の条件によって異なりますが、一般的な傾向は次のとおりです。

受けやすいもの

  • 自社の製品や業務が原因の、第三者の身体障害・財物損壊についての補償
  • 取引先を追加被保険者にすること、保険証明(COI)の提出

受けにくいもの

  • 相手方(取引先)自身の過失による損害まで自社が補償する、広い型の補償条項
  • 上限のない責任、逸失利益などの間接損害
  • 性能の保証、無償交換、違約金・遅延損害金(事故による損害ではないため)
  • 不具合品の回収費用(必要ならリコール保険を別に検討します)

引受けには時間がかかります

契約上の責任の引受けは、定型の見積りでは済みません。保険会社が契約書を読み、どの約束が補償の範囲に入るかを判断します。補償条項が広い、北米の裁判所が選ばれているなど、判断の重い条件ほど審査に時間がかかり、数週間を要することもあります。

取引先との契約予定日から逆算して、契約書の案が届いた時点でご相談ください。

ご相談のときにお送りいただくもの

  • 契約書の案(全文。英文のままで構いません)
  • 取引先から求められている保険の条件(要求文)
  • 取引の中身(製品・サービス、取引先の国、年間の取引額の見込み)
  • 製品の用途と、事故のときに想定される被害
  • これまでの事故やクレームの有無
  • 今入っている保険の証券(国内PL、海外PL、CGLなど)
  • 回答が必要な期限(契約予定日、出荷・出展の日)

ご相談から手配までの流れ

  1. 契約書の案と要求文をお送りいただく
  2. 保険にかかわる条項を確認し、受けられる約束・受けにくい約束をご説明
  3. 必要に応じて、取引先との文言調整の考え方をご案内
  4. 保険会社と引受けを交渉し、条件と保険料をご提示
  5. お申込み後、取引先の求める形で保険証明(COI)を発行

よくあるご質問

Q. 取引先の契約書の書式は変えられないと言われました。

A. 取引先の標準書式でも、補償の範囲や責任の上限は交渉の対象になることが少なくありません。変えられない場合でも、保険で受けられない部分を把握したうえでサインすることが大切です。

Q. 英文の契約書を全部読んでもらえますか。

A. 保険にかかわる条項(補償、保証、責任の上限、保険条件など)を拝見し、保険で受けられるかどうかを整理します。契約全体の法的な判断は、弁護士にご相談ください。

Q. 引受けの回答まで、どのくらいかかりますか。

A. 契約の内容や取引先の国によって変わります。補償条項が広い、北米向けなど判断の重い案件では、数週間かかることもあります。契約予定日から逆算して、早めにご相談ください。

Q. すでにサインした契約でも相談できますか。

A. できます。今の保険で受けられない約束がないかを確認し、足りない部分の手当てを考えます。

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ご相談・お見積り

契約書の案と、取引先から求められている保険の条件をそのままお送りください。サインの前の段階でのご相談をおすすめします。

海外ビジネス保険センター(GBIC東京)
TEL:03-4218-6981(平日 9:30〜18:00)
Email:gbic@beam-rm.jp

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※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。実際の補償内容は保険会社の約款および個別の契約条件によります。詳細はお問い合わせください。