【海外進出企業は要注意】 アスクル事件に学ぶ、海外拠点を「玄関」にさせないサイバー自衛権
「日本の本社」は守れても、「海外の子会社」から崩される。
大企業を2か月も停止させたアスクル事件。バックアップまで徹底的に破壊するその執拗な手口は、世界中に拠点を持つ企業にとって他人事ではありません。 実は、ハッカーが最も好む侵入経路は、本社の目が届きにくい「管理の甘い海外拠点」なのです。
もし海外で事故が起きれば、巨額の制裁金や集団訴訟など、被害額は国内の比ではありません。もはやセキュリティソフトだけで100%防ぐのは不可能です。
本記事では、海外拠点を「絶好の玄関」にさせないための防御法と、意外と知られていない「海外対応保険」の注意点について解説します。
【1分診断】御社の海外拠点は大丈夫?
一つでもチェックがついたら、今すぐ対策の再考が必要です。
[ ] 海外拠点のIT環境やパスワード設定を日本本社が把握していない。
[ ] 海外拠点のログインに「2段階認証」を使っていない。
[ ] 数年以上アップデートされていない「古いサーバー」が現地にある。
[ ] 今の保険が「海外拠点の事故」をどこまでカバーしているか知らない。
目次
1. 大企業を襲った「4ヶ月の潜伏」という脅威
2025年10月に発覚した物流大手アスクルのランサムウェア(脅迫型ウイルス)被害。約74万件の個人データ流出以上に衝撃的だったのは、犯人が4ヶ月も前から社内に侵入していたという事実です。
犯人は「正規ユーザー」のフリをして潜入し、時間をかけてバックアップを破壊。逃げ道を塞いだ上で一斉に暗号化を行うという、極めて巧妙な手口でした。
2. 海外拠点が「最大の侵入経路」になる理由
アスクルの事例は、海外拠点を持つ企業にとって他人事ではありません。実は、ハッカーが日本本社を狙う際、最も好むのが「管理の甘い海外拠点」を入り口にする手法です。
カプコンの事例(2020年): 北米子会社の古いVPN装置が侵入経路に。
ホンダの事例(2020年): 海外拠点からウイルスが拡散し、世界中の工場が停止。
言語や時差の壁がある海外拠点は、本社のガバナンスが届きにくく、サイバー攻撃の「絶好の玄関」になりやすいのです。
3. 今日から見直すべき「3つの鉄壁ディフェンス」
海外展開している企業が、今すぐ確認すべき対策は以下の3点です。
①多要素認証(MFA)の徹底
パスワードを盗まれても、2段目の鍵があれば侵入は防げます。
②UTMとEDRによる「二段構え」の監視
・UTM(門番)
会社の入り口で、外からの怪しい侵入をブロックする「オートロック」のような役割です。
・EDR(警備員)
門番をすり抜けて中に入り込んだ敵を、PC1台単位で24時間監視し、見つけ次第追い出す仕組みです。 ※海外拠点では、この「門番(UTM)」自体が古かったり、設置されていないケースが多いので注意が必要です。
③オフライン・バックアップ
ネットから物理的に切り離した(ケーブルを抜いた)バックアップこそが、最後にして最強の砦です。
これら3つの対策(MFA・EDR・バックアップ)を揃えれば、防御力は劇的に上がります。 しかしこれだけ対策をしていても、100%防げるわけではありません。
どんなに高い壁を作っても、犯人は「システム」ではなく、それを使う「人間」のちょっとしたミスを突いてくるからです。
4. 防げなかった時の損害は「国内の数倍」に
特に海外での被害は、国内とは比較にならないほど巨額の費用が発生します。
GDPR等の巨額制裁金: 欧州などの法規制違反に対し、売上高の数%という制裁金のリスク。
海外特有の集団訴訟: 米国等での莫大な弁護士費用と賠償金。
海外フォレンジック調査: 現地の専門家による調査費用は、国内相場の数倍に跳ね上がることも。
これらは会社にとって、数千万〜数億円規模の損害になります。
その被害を最小限にしてくれるのが「サイバー保険」です。
5. 海外進出企業のための「サイバー保険」選び
「国内の保険に特約をつけているから大丈夫」という考えは危険です。
グローバルに展開する企業には、以下のいずれかの備えが必須です。
日系大手のグローバルプログラム: 日本の本社で一括管理。海外子会社の「入り忘れ」を防ぎます。
外資系保険会社の専門プラン: AIGやchubbなど。各国の法律や訴訟対応に強く、現地の初動対応がスムーズです。
実は、『国内向けのサイバー保険』に海外子会社特約をつけているだけでは、海外拠点での大規模な賠償や法規制対応には不十分なケースが多いのです。
海外拠点の売上規模に合った補償額になっていますか?
現地語で24時間365日動ける体制になっていますか?
弊社では、日系・外資系問わず、御社の進出国に最適な保険の組み合わせを診断いたします。」
6. おわりに:保険は「会社を潰さないため」の投資です
セキュリティ対策が「防ぐための投資」なら、サイバー保険は「万が一の際、会社を守り抜くための投資」です。
アスクルのような事態が起きたとき、被害を最小限に抑え、素早く事業を復旧させるための「資金の裏付け」と「プロのサポート」を準備しておきませんか?
「今の補償内容で海外拠点まで守れるか?」
私たちが無料でリスクシミュレーションを承ります。ぜひお気軽にご相談ください。
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